2009-02-03
禺画像]
プライヤー(=キャンバス張器)の新兵器。
フナオカ キャンバス・プライヤー[O-001][LINK]
使ってみました!
* * *
通常、キャンバスを木枠に張る時は、
タックス(釘)を木枠の側面に打ち、キャンバス地を止めるんですが、
この商品、木枠の側面ではなく、背面にタックスを打つことができる、
優れものなのです。
木枠の裏面に釘を打てるということは、完成した作品を、そのまま、
額無しで展覧会で展示できるということ。
(側面に釘の頭が無く、綺麗なキャンバス地が見えるから)
うお〓!それはスゴイ!
今まで何度「"額"にダメ出し」(作品そのものではなく(^_^;)
されたか分からない私にとって、
「額を付けずに済む!」というのは、夢のようなお話。
もう、これさえあれば、ホームセンターに材木買いに行く必要とも、
ノコギリでギコギコ切って色を塗る労働とも、
「なにこの額?」と言われてたじろぐこととも、
さようならできるかも!
(実は油彩用の額縁なんて、最初から1枚も持ってなかったりする。
選び方が分からない上にやたら高いので、額縁が嫌いなの。
そんなもの付いてなくても、作品が良ければそれでいいってことよ。
それに私は変形キャンバス作って描くことも多いので、
それに合わせていちいち特注などしてられない。)
で、実際にS20号を2枚張ってみた。
参考:フローティング・キャンバスの張り方[LINK]
(「裏張りキャンバス」をカッコよく言うと、「フローティング・キャンバス」らしい。「浮かせ」=「フローティング」で額装ができるからと思われる。)
まず気が付いたのは、
・タックス側面打ちの時よりも、キャンバスの耳をたくさん付けないといけないこと。
これが十分でないと、プライヤーで掴むことができない。
・裏面から引っ張ると、どうしても引きが弱くなる。だからしわが出やすい。しわが出ると、修正が難しい。
・木枠の内側に尖った角を食い込ませて、テコの原理で支えるので、深い傷が出来て木枠を痛める。
・慣れない動きなので、タックスを打つ時の手元がまだうまく制御できない。タックスがまっすぐでないと、カナヅチの一発目で、タックスがどっか飛んで行ってしまう。
(私は大学入学時に買った一箱のタックスを、このウン十年間使い回している。買い足しはほぼしてない。だからタックスの多くが曲がってる。)
ううむ・・・・・(--;)
1枚目はしわが出まくったので、しわ伸ばし修正をするために、
思わず側面にタックス仮止めしてしまった。
側面の四隅に穴4つ残った。
(をいをい!意味ないやん!(¨;))
それでだいたい要点を確認して、2枚目はそこそこ張れた。
でもこれ、慣れるまでちょっと大変かも。
次は50号を張りたいけど、うまく張れるかな。
一番大事なのは、ロールからキャンバスを切り出す時に、
ケチらずに耳をいっぱい付けておくこと。
耳さえ余裕であれば、あとは何とかなる。
うん。
このお道具は使えそうなので、買って良かった(^_^)
さて。
そも、なぜこの商品を見つけたかというと・・・
額縁イヤイヤ!何とかして付けずに済みたい!
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