2006-12-30
禺画像]
先日、『パプリカ』[LINK]を見て参りました。
(↑公式サイトは全編Flashなので、PC環境によっては見られない場合有り。)
ふだん、アニメは見ない私がなぜに見に行ったかというと、
上の写真にもCDジャケットが写ってるように、
この映画の音楽担当が、近年私がはまりまくってる、平沢進さんだったからです。
あと、原作が筒井康隆さんの小説で、夢を題材にしたお話であることとか。
(そも、私、平沢さんの存在は10数年前から知ってはいて、
アルバム3枚聴いたことがあって、ああ、いいなー、くらいには思ってたのですが、
私よりもっと前から、私とは比べ物にならないくらいはまってる友に
洗脳されてしまい、今日のこの有様に至っておるのです。
浮気してごめんね、フレディー....(/_;))
さて、とりあえず感想。
私は原作を読んでおらず、原作と比較してどうかというのは
まったく分からないのですが。。。
非常にコンパクトに、スピーディーに、無駄なくまとまっていて、
とても見やすかったです。
90分が、あっと言う間。
こりゃ〓、ウマイわ!と思いました。
そして、絵がすごく綺麗でした。最近のアニメはすごい!
パプリカは、夢の世界で活躍するので、動きが自由自在なんですよね。
特に、街を見下ろしながら空中をびゅーんと飛び回るところとか、
見てて気持ち良かったです。
映画に出てくる場面の半分以上が夢の中なので、人が物の中に入っていったり、
物がぐにょんと変形して他の物に変身したり、その映像を見てるだけで、
まどろっこしい説明無しに、映画の世界観が自然に入ってきますね。
それに、キャラクターに変な甘さが無くて、でも可愛いのも良かった。
パプリカのコスプレはすごく可愛い。
でも、この作品は映像で見せる映画ということで、
人間の複雑な心理描写とか、お話の深みというものについては、
正直、物足りない部分はあります。
が、そういうものは、また別の映画に求めるのが正解でしょうね。
それにしても、アニメでこれだけのことが出来るってことは、
今、才能のある人は、商業デザインかゲームかアニメの世界に行ってしまって、
絵画とか彫刻とか、いわゆる純粋美術には残らないんだろうな、と思いました。
で、音楽。
これはもう、見事にはまっていました!!
監督の今敏さんが、平沢さんの創作活動に影響を受けているという事実は、
ご本人が色んな場で何度もおっしゃっているので、
映像と音楽がこんな風にはまる、素地があるのは理解できますが...
それにしても、だ!!!
こういう、クリエイティブな、幸せな共犯関係を見せつけられると、
「ああ!うらやましいぃぃ〓〓〓!!(>_<)ヽ 」
と、思ってしまうんですよ。
いいなあああああああああああ!
尚。
エンディング・テーマとなっている『白虎野の娘(びゃっこやのむすめ)』は、
平沢進公式サイト[LINK]の中の『作品サンプル』から無料でDLして、
フルコーラス聴くことができますよ。
「げっ!気味わる〓い!(x_x)」と思うか、
「うわ!何これ!!(・▽・)」と心を奪われるか、
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